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青空文庫の『ロミオとヂュリエット』を電子書籍化してみた。

31 12月

書誌情報

■ ロミオとヂュリエット 
ギリシャ神話の『ピュラモスとティスベ』(『桑の木』)を元にしたイングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。
■ シェークスピヤ William Shakespeare (作者)
1564年4月26日(洗礼日) - 1616年4月23日)は、イギリス(イングランド)の劇作家、詩人。エリザベス朝演劇の代表的な作家で、最も優れた英文学の作家とも言われている。
■ 坪内逍遙 つぼうちしょうよう (翻訳者)
安政6年5月22日(1859年6月22日) - 昭和10年(1935年)2月28日)。明治に活躍した日本の小説家、評論家、翻訳家、劇作家。代表作に『小説神髄』『当世書生気質』およびシェイクスピア全集の翻訳がある。

 

古典はいいですね。

 今更ですがたにぐちは青空文庫の作品にはまっております。ただいま来年の電子書籍サイト開設のために青空文庫の作品を何作か縦書きPDFにしているのですが、今回青空文庫にあったシェークスピアの『ロミオとヂュリエット』をスマートフォン用に組版(レイアウト)をしてPDF化したものを掲載させていただきます。iPhoneなどの各種スマートフォンや携帯電話などの小さな画面で大変読みやすいレイアウトにしてあります。画像をクリックするとPDFがダウンロードされますので、お使いの端末がPDFファイルが閲覧可能か確認してみていただけたらと思います。もちろん普通のPDFファイルですのでPCやiPadなどの電子書籍用端末でも問題なく読めると思います。ファイルも2M以内ですから、重くなったりはしないと思います(たぶん)。

 いちおうルビ振りの処理をしていないので、いくぶん気になると思うんですが解像度の関係(より文字が小さくなって拡大縮少する必要が出てくる)と、作業の手間が掛かるため、ルビの処理はしていません。ただ慣れてくるとこのほうが読みやすんじゃないだろうかと思います。ちなみにたにぐちはiPhone3GSを使って読んでいるのですが、文庫本で読むよりも携帯電話の方が読みやすい印象を持ちました

 青空文庫の著作権消滅作品(PD=public domain 公共の財産)ですから、安心してダウンロードして読んでいただくことが出来ます。印刷も可能です。内容の改変防止のため、念のためセキュリティを掛けておりますから、その点はご容赦くださいね。

 それにしても坪内逍遙さんの文章がほんとーに味わいがあっていいですね。『~してけつかる』、とか『~なんじゃ!』とか、外国の物語のはずなのに、なんだか落語みたいで不思議な感じがいたします。もう一度言いますがルビは慣れてくると違和感がなくなります。たにぐちは思うんですけど、こうやってスマートフォン用に電子書籍化にすることによって、若い人たちやあまり本を読まない人たちが古典に親しむ機会が増えていくのであれば、それはもしかしたらすごく良いことなんじゃないだろうかとこっそりと考えておる次第なのであります。

 ちなみにこちらの青空文庫作品のスマートフォン向けにPDF化して配布するサービスはkaedebooks.comのサービスの一つとして行わせていただく予定ですが、無料の方針でやっていこうと思っていますよ。もしこの記事を読まれている方がいらっしゃいましたら、お使いの端末名やその読み心地など、不都合、ご不便の内容をお寄せいただけたらたいへん嬉しく思います。また作品の感想もお待ちしております。

 

 

 

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